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第六章「愛と勇気」の人生観

第六章「愛と勇気」の人生観

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1: 宇宙観・生命観の確立

 宇宙は最小の物質である原子から、太陽系、銀河系、銀河団とフラクタル構造をしており、
それは極微の波動エネルギーに満ちた、宇宙空間に浮かんで、宇宙の法則という力の支配を受けている。

 原子を構成する素粒子は、更に細かな超微粒子から成り、それは波動を発し、共鳴する性質がある。そして更に細かな極超微粒子が意識の本質であり、その意志とエネルギーによって、
宇宙は構成されている。

 また、より精妙な波動が、高いレベルの意識体として存在し、私達人間の意識体は、その精妙な波動と共鳴することを目指す存在として、この世に生を受け誕生した。何世代もかけて転生を繰り返し、高みへと登り詰めるよう仕組まれているという。

 それは人間が宇宙と一体であり、「人の中に仏性在り」と言う仏教の説くところとも一致する。宗教が本来人に求めているのは、「人々の中に、神を見出せる自分」ではないだろうか。

 このような宇宙観・生命観を各々が確立させることで、新しい人生観を組立直し、より良き人生を目指して、生きることが求められているのではないだろうか。

 自分にまつわる、全ての出来事は、自分自身の想いが創り出したものなのであり、他の誰のせいでもない。自身の行動を見直し、より良く生きたいものである。


2: 胎児期から幼児期の親子の交流

信頼関係が育む愛と勇気

 結婚が決まったら女性は妊娠に備え、食の重要性を学び、心の安定を保って、夫婦が協力して子育ての計画を立てなければならない。子供を立派に産み育てることは、並大抵ではなく一大事業である。

 世に出て男と伍して働くことが、女の自立というけれど、女性には女性にしか与えられていない天分がある。子供を立派に育てること以上に、神聖で意義深い仕事などあるはずは断じてない。

 さて準備が整い妊娠を果たしたら、お腹の赤ちゃんとの対話を始めて欲しい。どんなに赤ちゃんのことを愛しているかを語りかけ、日々の生活の様々な出来事を話しかけて、伝えてあげるのだ。

 美しく咲き誇る草花のこと、吹く風が優しく爽やかになって春が近いこと、新緑が輝いて美しい様子など、会話を楽しむのである。季節ごとに様々な出来事がめぐり来て退屈している暇はないはずだ。

 赤ちゃんが動くようになれば、会話も一方通行ではなくなる。お腹を蹴ったり、押したり合図を送ってくるだろう。「安産で産まれてきてね」と頼むこともしてみよう。順調に育てば、それに応えてくれるかもしれない。

 出産は母親も大変な労力だが、生まれてくる赤ちゃんは、それ以上に大変なストレスを受けながら、産まれてくるから、誕生後には母親のぬくもりの中で、できる限り過ごす必要がある。

 一般的な産院では小さな赤ちゃんの命は、物のごとく扱われストレスに満ちたものとなる。
誕生したばかりのデリケートな時に、乱暴な扱いを受ければ、心を閉ざしその後の数ヵ月に悪影響が出てくる。

 理想的な出産で生まれてくれば、出産直後でも目は見え、耳も聞こえる。ストレスに満ちた出産は数ヶ月に渡って、聴力、視力を奪ってしまい、情報の遮断が行われることになる。この2~3ヶ月の情報量の違いは、脳の発達には大きな違いになってくるだろう。

 過去の多くの英才教育を受けて育った天才達は、厳しく育てられた為に、心に傷を持ち、幸せな生涯では無い者も多かったと言う。そのために英才教育や早期教育を否定する意見があるのだが、本来この時期の子供は学ぶことに貪欲で好奇心の塊である。

 正しく情報が与えられれば、喜んで学ぶものなのだ。それには親と子がしっかりとした信頼関係で、結ばれていなくてはならない。この前提なしでは早期教育は成立しない。

 具体的には子供が飽きてしまう前に、止める事が大切である。それは子供の学ぶ意欲を持続させ、増幅させる事にもなる。また子供に秘められた、この能力を信じることも重要になる。

 大人にはない能力なので疑心暗鬼となり、確かめたくてテストが繰り返されると、子供は信頼関係が傷付けられたと思い込み、意欲を無くす事もあり得るし、間違った答えを意識して出すこともある。

 ほとんどの子供が三歳までに、難しい言語を操るようになる事が何よりの証拠であるが、その能力が文字・計算・外国語・運動能力・音感など与えられる情報の全てに対して発揮され、情報が蓄積される。

 それはビデオカメラに撮られるように記憶され、いつでも必要な時に、必要な情報を取り出すことが可能になる。人間の脳の記憶容量は、世界一の情報量を誇る、米国公文書図書館の十倍はあるとされている。人間は本来そのような膨大な情報を処理する能力をもっている。

 野生の草食動物の赤ちゃんが、生まれたばかりで走れるように、人間の子供も六歳までに生涯生きる為の、人間としての基礎を吸収出来る様に、完璧な脳が用意されているのである。そしてその機能の定着に成功すれば、あらゆる面での才能が開き、持って生まれてきた個性も引き出されていく事になる。

 その個性を早い時期から見出し、生涯を通じて高いレベルで、研鑽を積める体制がいち早く整えられる事は、どんなにか素晴らしいことではないだろうか。そして親と子の「愛と信頼」は益々確固としたものになるだろう。

 


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