日本列島に築いた日本という文化
日本列島に築いた日本という文化
- 西洋に毒された日本
縄文人は1万年に渡り、当時としては高度な文化文明を維持し、環太平洋地域を往来し大きな文化圏を構築していたとも言われている。
また江戸時代には、200年以上も平和を維持し、循環型の機能的な清潔で美しく、教育制度も整い精神性も優れた高度な都市国家を築いた江戸時代。
そんな精神性の高い平和を愛した民族が、欧米列強の脅威と遭遇。国の改革を余儀なくされ、異文化を最上のものとして、自らの精神文化を置き去りにしてしまったが故に、多くの不安が社会に満ちる結果を招いている。
西洋の科学技術を受け入れ、富国強兵の政策がなければ、今の日本や世界は存在しなっかったであろう。しかし日本の伝統文化を否定してしまう事は無かった。
時代の必然であったかもしれないが、日本人の拠って立つ伝統文化、精神文化の否定が戦争に至る経緯や戦後の混乱の根本原因であると思う。
世界が変わろうとしている今、正しい方向に変化するか否かは、日本の発言力が高まらねば覚束ないであろう。
多くの政治家が利権にまみれ、国民を蔑ろにする態度こそが、公の為に尽くすという精神文化を放棄した結果であり、西洋思想を金科玉条とする考え方を今こそ改める時であろう。
他国の国益に資する売国行為は許せないが、これを許す国民も存在するわけで、そんな議員の排除こそが我々に課せられた課題である。
▼ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)
◇「日本には美しい心がある。なぜ、西洋の真似をするか」
▼トーマス・グラバー…
◇「幕末に各藩とは多くの取引をしたが、賄賂は一銭も使わなかった。賄賂を取るような武士は希な例外を除いて一人も存在せず、皆高潔・清廉で、賄賂は通じなかった」