細胞の系統発生
細胞の系統発生 ~エルンスト・ヘッケル
- 生命の自然発生
・最初の原始生命は適切な化学物質が、自発的に組み合わさることで誕生したと提唱- モネラ(ギリシャ語の「最も簡単な物」の意)
モネラこそ無機物に近い最も簡単な構造の始原的個体であり、
それは「器官のない生物」もしくは「無構造の小塊」である。(核のない細胞)- 最も始原の生物で、自走性も持っている。
- 均質で無構造な原形質塊
- 栄養・繁殖の機能を持ち、蛋白で出来ている。
- モネラ(ギリシャ語の「最も簡単な物」の意)
- 個体発生は系統発生を繰り返す
・単細胞の受精卵が生命進化の歴史を、胎内で再現して成長し、魚類、両生類、哺乳類を経て人間として生まれるという考え方。- 第一段階
- 無機物から有機物が生じ、有機物から「生きている物質」へ分化
- 第二段階
- 「生きている物質」からモネラの発展過程を経て「細胞」へ分化
- 第一段階
▼分化=より高度なものへ生成発展する事
無機物⇒有機物⇒生きている物質⇒モネラ⇒ウィルス⇒細胞
- ウィルスとは?
- ウィルスと云うと病的なウィルスを思い浮かべるが、実はウィルスの一側面でしかなく、生理的状態では生きている物質⇒モネラ⇒ウィルスを経て細胞(生命)に発展する前駆状態である。
- 病的なウィルスとは、非生理的な環境に置かれた細胞が、悪化した環境では崩壊していくのだが、細胞の原形質がウィルスに逆分化した状態の事を云う。
▼逆分化 細胞⇒ウィルス⇒モネラ⇒生きている物質⇒有機物⇒無機物
- 循環する生命
- 生物が死を迎えると、微生物によって分解され土に帰る(無機物・ミネラル)
- それらは植物に吸収され、作物として回収される(有機物・炭水化物)
- 動物によって餌として摂り入れられる。(赤血球・体細胞)
- 体内で消化液・酵素・細菌の作用を受けて生きている物質「モネラ」に発展。
- 「モネラ」は絨毛細胞に摂り込まれ細胞そのものとなり、赤血球に分化する。
▼腸管造血