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第五章「気と潜在能力」

第五章「気と潜在能力」

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1: 宇宙根源の気

宇宙の進化

 宇宙は波動エネルギーに満ち、それは意志を持っている。人間はそれを宇宙の法則・宇宙意識・神・創造主・サムシンググレートと様々に表現してきたそして最新の量子論ではそのことを認める方向にある。

 先に示したイギリスの科学者ルパート・シェルドレイクの仮説は、正式には「形成的因果作用の仮説」と言う。それは・・・

「自然界にあるすべての存在は、過去にあった同じものの『形の場』から影響を受け同じ形になる。その影響は『形の共鳴』と呼ばれるべき現象である」

出典:喰代栄一/こうして未来は形成される/サンマーク出版 

 また島田明徳氏は、生物の進化は「意識」の進化によって成されたものだという。例えば二足歩行や道具を使うことで、脳の発達を促し人間としての意識を獲得したとされる。しかし真実はその逆で、意識の進化が先にあって、それに応じて形態変化がもたらされたという。

 呼称は何であっても、まず最初に「意志」が存在し、その意志に従って宇宙が形成され、生物の誕生、進化を経て、宇宙の意志を認識できる知性を備えた人類の登場で、この宇宙はどのように変わっていくのだろうか。

 その「意志」の意図する想いとは裏腹に、世界は混沌としている。飢え、貧困、憎悪、戦争、格差、テロ、犯罪、富の集中、陰謀、謀略、収奪・・・・

 この人間の醜い部分を乗り越えなければ、人類の安寧は訪れないのであろうか。ならば全く不可能にも思えるのだが、しかし・・・・

 関東大震災を、仏駐日大使として経験して、日本人をつぶさに観察した、ポール・クローデルは「彼らは貧しいが、しかし高貴である」と賞賛している。

 その八十八年後、東日本大震災に遭遇した、被災者の行動は日本人の誇りである。世界中の人々がその行動に感動し涙した。

 日本人が育んできた特異な文化は、世界から見れば異次元の違いを見せている。日本文化の最たる利点は「共存共栄」であろう。「和」の文化と言い変えても良いが、脈々と日本人の深層心理に刻み込まれた、民族の無意識である。

 これこそが世界の「夢と希望」なのではないだろうか。日本人が日本に誇りを持ち、共存共栄の思想の基、和を尊び、この文化を益々深化させ、世界の共通理念とすれば、世界平和の礎となるだろう。

 二千年育まれたこの文化は「形の場」を形成してアカシックレコードに記憶されている事だろう。そして世界の人々が共感し「形の共鳴」が起こせれば世界も変われるかもしれない。


陰と陽

「宇宙を満たす波動のエネルギーは、相反し且つ、相補い合う「陰陽」の力を生み、そのエネルギーは求心力(陽)と遠心力(陰)を生じせしめ、そのスパイラル運動によって、宇宙の森羅万象の全てを生む」としたのは無双原理を説いた桜沢如一氏である。

  • 陰陽の調和
    • 二極対立の姿が「宇宙の基本構造」
      • 「引力」と「遠心力」による天体のバランス。
      • 「正の電荷」と「負の電荷」
      • 磁力の「N極」と「S極」
      • 「素粒子」と「反粒子」
      • 「明」と「暗」
      • 「虚」と「実」
      • 「酸」と「アルカリ」
      • 「男」と「女」
      • 「交感神経」と「副交感神経」
  • 自然の摂理を司る力
    • 「陰」の遠心力
      • 拡散・膨張・分裂・酸化のエネルギー
    • 「陽」の求心力
      • 収縮・凝固・融合・還元のエネルギー
  • 人間に働く陰陽の力
    • 求心力のエネルギー
      • 地球の中心に向かう陽のエネルギーが、頭頂から氣の経絡を下降し、仙骨と足の裏から抜けていく。
    • 遠心力のエネルギー
      • 宇宙に拡散する陰のエネルギーが、仙骨と足の裏から頭頂に向かって上昇し、天に抜けていく。
  • 植物に働く陰陽の力
    • 陽性の食物~地球の中心に向かう根菜類・色の濃い物・固く締まった種子
      • 大根・葛・ゴボウ・人参・穀類・豆類・胡麻・梅干・味噌・醤油・塩など
    • 陰性の食物~天に向かって育つ葉菜類・色の白い物
      • 果物・葉物・トマト・ピーマン・ナス・豆腐・ヨーグルト・砂糖など

 この陰陽のバランスによって、生物は「命を育む」とするのが陰陽論の概略である。無意識の作用そのままに生きるしか無い動植物は常に陰陽のバランスを保つ事ができるが、自由意志を獲得した人類は、そのバランスを崩す事が多く、心身の不調和を生じるのである。

 何らかの不調和や不幸というものは、陰陽の調和の崩壊であり「生存の 原理」に気付くための試練でもある。それは人間が自然と一体であり、宇宙の陰陽のバランスが人間の調和を生み、そこから逃れられない事の学びでもある。


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