「命」の輝きを忘れない!「健康」は宝です!! 「病」を癒し、病院と縁を切る為のガイドブック

第二章「環境に支配される生命」

第二章「環境に支配される生命」


1:生命の本質

西洋医学の『基礎理論』は間違っている

 現在の生物学の定義では、始原生命が約四十億年前に、一度だけ自然発生し、突然変異を繰り返し、進化を遂げたと云う事になっている。

 突然変異体という脆弱な個体が、たまたま環境に適応できたとする思想は、普遍性を重視する科学的観念からは、かけ離れていると思うのだがいかがなものだろうか。

 生物学や生命科学の矛盾を説明するために、突然変異という偶然を用いるのは、神聖な生命を扱う学問で許されるべきではない。
 
 進化の様な再現する事が出来ない物事の真実を見極めるのは困難に違いないけれども、少なくとも命に関わる重大な医学の基礎理論などでは、百年以上もの臨床データが膨大な量存在するのだから、それを少しでも検証すれば何か重大な誤りが有る事に気づかねばなら無いのが、科学者としての真摯な態度だと思うのだが、それを阻む大きな力の存在を感じてしまう。

 であればこそ私たちが、真実を見極める目を養っていかねばならない。

生命誕生の神学論争

 40億年前の原始の海に端を発した、微小な生命は環境に適応して、旺盛な生命力で進化を果たした。それをライプニッツは「自然界の総てのものは、斬新的連続性で貫かれており、そこに飛躍はない」と言う連続性の哲学を表した。

 またジャン・ラマルクは「動物の哲学」を次のように提唱した。(日本大百科全書より)

  • すべての生物は、複雑かつ完全な形態へ向かって進行する、内的能力を持つと仮定され、その生命力は生物の統合性を生み、その秩序維持と更に進んだ秩序を確立する流動体(熱と電気性)によって実現される。
  • すべての生物は、環境の変化から生じる、生存のための行動を担う、内的必要性を持ち、それを支えるのが流動体である。(要・不要説)
  • また新たに使用する事によって獲得される形質を、世代から世代へと伝播し、これが複雑化を実現した。(獲得形質の遺伝)

 要約すると、生命体は環境に適応する能力を備えており、必要性の高い器官はより高度に進化し、環境の変化により獲得した性質を、次の世代に伝えることができると説いている。

  • ラマルク:獲得形質の遺伝
    • 反論・獲得形質は遺伝しないと否定
      • ワイスマン:「生殖系列説」~ 体細胞は遺伝しないと提唱
      • メンデル/モルガン:「遺伝の法則」~ 生殖細胞によってのみ遺伝
  • この否定によって、生命の進化発展との整合性が取れなくなり突然変異説が浮上
    • ベートソン/ドブリース:突然変異説を提唱
  • 更に新しい細胞論の提唱により、生命の自然発生・連続性の哲学が否定される
    • パスツール/フィルヒョウ:細胞は細胞分裂によってのみ生じる
      • この細胞論では、最初の細胞(生命)の謎が残る
  • 最初の生命の謎を埋めるべく、太古の昔、原始地球に一度だけ自然発生が起きたと提唱
    • ヘッケル:最初の生命は、化学物質が自発的に組み合わさることで誕生
    • オパーリン:「生命の起源」物質進化の必然として生命は誕生
  • 現代の地球にあっては、生命の自然発生は無いと結論づけている。
    • しかしヘッケルは個体発生は、進化の系統発生を繰り返すと提唱 
      • 「人」の体内で単細胞の受精卵が成長し、魚類から爬虫類、哺乳類、そして人間へと進化の過程をたどりながら「人」の胎児へと成長すると指摘
    • 千島/森下学説に於いて、腸管造血を説いている
      • 腸内に於いて「生きている物質」モネラが、腸壁から吸収される時に細胞の前駆物質が生じ、赤血球が生まれる可能性を否定することなどできはしない。

  • 遺伝子の解析研究 ~ これによって明らかになった事
    • 地球上の全ての生物が共通の祖先から進化したという事実
      • 全ての細胞は同一の有機分子を起源とし
      • 全ての細胞は生化学的システムを共有している

[check]この事の意味するところを、深く御一考願いたいと思う。

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